こんにちは、mimuです。

病気の治療において1番重要とも言える「医師との信頼関係」
皆さんはどんなことを意識しながら、どんなふうに信頼関係を築いていらっしゃいますか?
患者自身が言葉を発せられないペットの場合、飼い主と獣医師とのコミュニケーションが非常に重要だといわれています。
特に糖尿病などの慢性疾患の場合、必然的に病院へ通う回数が増えるので、獣医師と接する機会も多くなります。
患者があふれ常に忙しい獣医師と、短い診察時間の中でどうコミュニケーションをとっていくのか?信頼関係をどのように構築していくのか?
これは私にとってなかなか難しい問題でした。
診察へ行く前には今の状況を整理し伝えたい事や聞きたい事をメモにする、そうまでしても診察の中でうまく伝えられないことがほとんど。
電話の時も同じで、受話器を握りしめたまま緊張してかけることができないうえにうまく話すこともできない。。。

そもそも、人と接するのが大の苦手なんです・・・
退院後のある日のこと、飼い主の行動が獣医師の怒りに触れたようで、少し険悪な雰囲気になったことがありました。
今回は退院後2週間までの記録をしようと思います。
投薬治療が開始(7日間)

退院翌日(6月25日)から投薬治療が開始しました。
おしっこを出すための利尿剤を朝と夜に半錠づつ、1日に2回与えます。
ですが退院後の数日間は、朝と夜のインスリン注射の前に病院へ電話をかけることになっていました。
この時、獣医師へ報告するのは以下の3点
・血糖値
・おしっこの量と呼吸の荒さ
・食欲の有無(食べたごはんの量)
この電話でその都度インスリンの量と利尿剤を与えるかどうかの判断をもらっていました。
6月29日朝の電話で「薬が無くなるまで今のまま継続しよう」との指示を受け
7月1日の夜に利尿剤が無くなるまでの7日間、きっちり1日2回飲むこととなりました。


インスリンの量は1.3で開始したものの、2匹の関係が最悪だったせいか血糖値は400を超えることも多く
自宅ではほとんど見ない「HI」という表示が出ることもあったので、1.5に増やす事になりました。
そういえば、24日に退院してからうんちが出ず、入院中に出たのか先生に聞いてみたけど「出たような気もするなぁ~」とはっきりとは覚えていないようでした。
21日が最後だったとしたらさすがに出て無さ過ぎだろう・・・と普通に心配になるところですが
猫はウンチが出なくてもそこまで心配しなくてもいいそう。
27日の昼、無事にウンチがでてホッとしました。
ウェットフードを食べているのに「んっんっ」と声をだしてきばっているのは、やはり水分が足りていないんでしょうかね?
退院後の1週間は、普通に生活するのも大変な中、おしっこの回数と量・水を飲む回数なども細かくチェックしていたので、精神的にも体力的にも相当しんどい思いをしました。
利尿剤の注意点

利尿剤はその名の通り、腎臓に直接働きかけておしっこを作らせる作用があります。
腎臓への負担を考えると、自力でおしっこを作って排出できるようになる事がベストなので、様子を見ながら使用することになりました。
糖尿病の場合、ダブルパンチでおしっこが排出されるので脱水に注意が必要です。
他にも副作用があるので、気になる症状が出た場合はすぐに獣医師に相談します。
採尿をして色のチェック
6月26日夜の電話で、採尿をして色のチェックもするように言われました。
そもそも入院前の体調不良が脱水だと思っていた飼い主、今のおしっこの量が適性なのかよくわからなかったからです。
利尿剤でおしっこがたっぷり出ていたら色は薄く、あまり出ていない時は濃くなるそうです。




微妙な色の変化ですが、26日のおしっこが一番濃く見えます。
利尿剤が効いてきたのか、次の2回はほとんど色がありませんでした。
投薬をやめたらすぐに体調が悪化
利尿剤最後の夜

7月1日の夜、最後の利尿剤を飲ませたので病院へ電話をかけました。
明日からの生活では
・今と同じぐらいの尿がでているかどうか?
・呼吸は落ち着いているか?
が重要チェックポイント
引き続き尿の色のチェックもするといいよ~とのアドバイスもいただきました。
「もし何かあればいつでも電話して」と言われたあと「頑張ってねー!!」と声をかけていただき電話を切りました。
利尿剤無し生活1日目

その翌日の7月2日、朝の1回薬を抜いただけなのに、仕事から帰ると留守中のおしっこが少なく感じました。
気になって夜のおしっこを取って見たら、わずかですが色が濃くなったような気がします。(上の写真参照)
それともう一つ、退院してからずっと5.5㎏台をキープしていた体重が、5.61㎏に増えていたのも気になりました。
とはいえ、たった1回お薬を飲ませなかっただけで「おしっこの色が濃くなった気がする」とか「体重がちょっと増えた」というのはあまりに騒ぎすぎかなとも思い、もう少し様子をみようと思いました。
ところが、その日だんだんと呼吸が荒くなっていき、明らかに体調が悪そうでした。
利尿剤無し生活2日目

7月3日、朝起きておしっこを確認するとやっぱり少ない…そして体重も5.62㎏に増えていました。
これは確実に悪化しているよね?
5日後に病院へ行くけど、そこまで待ってられないよね?
自問自答を繰り返し、思い切って病院へ電話をかけることにしました。
飼い主の余計な気遣いが招いた獣医師のいらだち
なんということでしょう。こんな日に限ってまた木曜日(休診日)です。
今日中に薬をもらって夜には飲ませたい飼い主、気持ちは焦っていました。
7時半まで待って電話をかけてみましたが、いつもだったらすぐ出るのにこの日は3コールしても出ません。
4コール目を聞きながら「もしかして寝てるのかな?」と思い、慌てて電話を切ってしまいました。
今思えば失礼ですよね・・・。
改めて10時前に今度は携帯から電話をかけたんですが、この時の先生のご機嫌がすこぶる悪くて。。。怒っていらっしゃるんだなと感じた次第です。
電話で話した内容は上記の通り、主に体調の変化について。(もちろん謝罪も)
薬を取りに来れるか聞かれ、次に何時ごろに来れる?と聞かれたので「5時か6時ぐらいになると思います」というと、「じゃあ6時にして」と言われました。
この時の対応がとても冷たく感じて、なんだかとても悲しくなりました。
薬をもらいに動物病院へ

18時、病院に着くと先生はドアを開けたまま診察中でした。待っている患者さんは他にいません。
診察が終わって患者さんが帰られても、先生は私の名前を呼びませんでした。

やっぱり怒ってた・・・( ;∀;)
少し時間が経って、受付のほうから「今はどんな状態?」と先生の声がしました。
血糖値が昼すぎにグーッと下がって200を切った事
呼吸が早くて荒い事
仕事から帰ったらおしっこが少なかった事
など話したような気がします。
先生はうんうんと相槌をうちながら「やっぱり薬飲ませなあかんなぁ〜」と言って
受付の中で薬の準備をしながら、今日の夜に1錠、明日からはいつもどおり半錠に切って飲ませるよう言われました。
この時の2人の間に流れる空気が
かなり険悪というか・・・淡々としてるというか・・・冷めきっているというか・・・心が通ってないというか・・・

考えすぎでしょ?と思われるかもしれませんが。。。
薬を渡されるときに「明日の朝、注射の前にまた電話して」と言われたのですが
いつものように「わかりました」ではなく「何時ごろ電話したらいいですか?」と質問しました。
今思うと、これは先生の態度に対する反発でした。
「いつも何時ごろに注射してるの?」
「いつもは6時ですけど、先生に電話するときは7時すぎにしてます」
「じゃあ・・・明日は診察があるから・・・うん、6時過ぎでいいよ」
「そんなに朝早かったら先生の睡眠の邪魔にならないですか?」
「ぜんぜんかまへんよ。6時過ぎに電話して」
この時の会話で改めて朝の電話のことを謝り、先生の睡眠の邪魔をしたくないから迷惑ではない時間が知りたいと伝えたけど
「そんなの全然気にしなくていいよ〜」「いつでも電話してくれていいから」と言ってくださいました。
でも、休診日の朝はできるだけ避けようと思います(笑)
患者さんが誰もおらず2人きりだったから、落ち着いて話せたのが良かったです。
会話をしている最中に患者さんが来られたので、お礼を言って病院をあとにしました。
帰宅して遅めのごはんとインスリン注射・利尿剤を1錠飲ませたら
1時間もするとトイレへ行ってジョージョーと勢いのあるおしっこをしてくれました(笑)
【退院後14日目】投薬再開から5日後の診察
退院が火曜日だったので、2週間後の火曜日の夜に診察へ向かいました。
薬を再開してから尿量が増え呼吸も落ち着いているように感じましたが、車に乗せて病院へ連れていくのはやはり不安が大きかったです。
この数日間、完全にコミュニケーション不足だったなぁと反省していた飼い主。
先生も話を端折って話すことがあるけど、飼い主も伝えたい事を箇条書きにして話すような感じなので、うまく会話のキャッチボールができていないことが原因なのかなと思いました。
今日の診察ではうまく話せるだろうか・・・
名前を呼ばれて診察室に入ると、みぃちゃんをキャリーから出す時にキャリーをガシャーンと床に落としてしまった飼い主。
どうすれば緊張せず自然に振舞えるのか誰か教えてくれませんか(笑)
リブレ2を交換
リブレという装置は自動で血糖値を計測してくれる優れものですが
2週間経つと計測が終了するため新しい装置を付け替える必要があります。
この病院では装置の交換が9千円で、これは動物病院では安いほうだと思いますが、なかなかに高額な装置です。
ところがこれ、2週間きっちりで終了した試しがありません。
いつも数日前になると勝手に終了してしまうのですが、この時もまさにそれで、本来火曜日まで持つはずが金曜日に終了してしまいました。

エラーの回数が増えると嫌な予感がします・・・
今回も接着剤でしっかり固定していただきました。
次の診察は2週間後の予定です。
病状の確認
リブレを取り替えている最中にずっと聞きたかったことを質問してみました。
退院の時にチラッと心臓のことを話していたのですが、肺水腫の原因が心臓だった場合(肥大型心筋症など)余命が短いなどという記事を読んでしまったのです。
改めて、今の心臓がどれほど悪いのか、肺水腫の原因が心臓にあるのかを確認したかったのです。
先生は
「もともと少し心臓は悪いけど、そこまでじゃないから今は心配いらない」
「肺水腫の原因は心臓ではなく、糖尿でおしっこをたくさん出さなきゃいけないのにうまく出せていなかったことが原因」
だと説明してくださいました。

ホッとしました( ;∀;)
入院費の清算
退院の時「お会計は次の診察の時でいいですよ」と言われて未精算のまま帰ったのですが、今回の診察分しか請求されなかったのでこちらから申告しました。
会計の前で待ちながら様子を見ていると、請求書が2枚あり片方は訂正されたもののようで、改めて先生に確認しに行かれました。
最終確認をして出来上がった請求書は、こちらの予想を超えた驚きの金額でした。
が、こちらはまた後日まとめたいと思います。
まとめ

今回の出来事に関しては、獣医師の機嫌が単純に悪かっただけかもしれないし、すごく疲れていたのかもしれません。
飼い主の思い過ごしの可能性も無きにしも非ず・・・なのですが(;^_^A
改めて、獣医師とのコミュニケーションがどれほど大事かって事が身に沁みました。
先生はとても忙しいけれど、動作や話すスピードはすごくゆっくりで、尋ねると優しく答えてくれるし、何より偉そうな素振りが全くありません。
これはおそらく先生自身が「患者に寄り添う」ことを意識して、あえてそうしてるのだと思います。
だからこそ、この先生に惚れて通われる患者さんがとても多いのですが
いかんせん、私のようなコミュ力の低い人間には、「獣医師」というだけで身構えてしまうというか、緊張してしまいます。
特に猫飼いさんにはこういう人が結構多いのでは?と感じるのですが、いかがでしょうか?
次回は「獣医師との信頼関係をどう構築するのか?」についてまとめていこうと思います。