こんにちは、mimuです。

2匹の去勢・避妊手術の時期になり、かかかりつけ医に予約の電話をかけた際、金額とその内容に驚きました。
保護した時からお世話になっている病院で、当然のように不妊手術もこちらでお願いするつもりでしたが

他にいい病院はないかな?
口コミを頼りに問い合わせてみると値段は半額以下・・・病院によってこんなにも治療方針や金額が変わるのかと、これまた驚いた出来事でした。
今回はあの頃を振り返り、猫の去勢・避妊手術において、2つの病院でどういう違いがあったのかをまとめていこうと思います。
猫の去勢・避妊手術の適齢期と費用について

うちはきょうだい猫、オスとメスだから妊娠の可能性あるよね・・・と、ヒヤヒヤしながら生活していました。
いよいよ生後6か月を前に、みぃちゃんが夜中低くくぐもった声で「にゃお~ん」と大きく鳴くようになり
この声に反応してむぅちゃんが発情するのでは!?と、どんどん不安になりました。
まずはじめに、オス猫とメス猫どれぐらいの月齢で不妊手術を受けるべきか、簡単にまとめておきます。
猫の去勢手術について

オス猫の適齢期は生後6か月~7カ月
オス猫の成熟期は生後6ヶ月が目安とされていて、ほとんどの場合で6カ月~12カ月頃に成猫となり繁殖が可能となります。
発情行動として家の中でマーキングをしたり、大きな声で鳴いたり、マウンティング行動をとるようになるそう。
マーキングは「スプレー行動」とも言い、おしっこをあちこちにかけて縄張りをアピールする行為ですが、猫のオシッコは臭いがきついので、一度してしまうとかなり厄介なのだとか。
このマーキング行動が始まる前に去勢手術を行う事が望ましく、多くの動物病院では生後6~7カ月に行なう事を推奨されています。

手術は全身麻酔で行われますが、基本的には術前検査で問題がなければそこまで心配はないそうで、手術時間も10分程度と短いので比較的負担の少ない手術だと言われています。
病院によっては1泊の入院が必要なところもありますが、多くの病院で日帰り手術を行っています。
猫の避妊手術について

メス猫の適齢期は生後6~8ヶ月
メス猫の場合、初めての発情期を迎える前に行う事がいいとされていて、大体生後6~8か月ぐらいが適当な時期とされています。
一度発情期を経験すると、避妊してからもその経験を覚えていて鳴くことがあるという記事を読んだことがあります。
避妊手術も全身麻酔で行われ、開腹して卵巣・もしくは卵巣と子宮の両方を摘出します。

メス猫がかかりやすい病気に乳腺腫瘍・卵巣腫瘍・子宮蓄膿症があり、特に乳腺腫瘍の9割は悪性のガンということで、避妊手術をすることでこれらの病気にかかりにくくなると言われています。
メス猫の場合は1泊2日の入院が必要なところが多いようですが、日帰り手術可能という病院もあります。
手術費用について
費用については病院によって幅があり、以下の金額が相場だということです。
猫の去勢手術 10,000円~20,000円
猫の避妊手術 10,000円~30,000円
この他に診察料・術前検査代・薬代などが加算され、退院後にエリザベスカラーや術後服が必要な場合は別途その値段も追加されます。
病院によって大きく異なるため、できれば複数の動物病院で見積もりを取る事がおすすめなのだとか。
保護猫の場合、自治体によって助成金を申請できるところがあるそうなので、一度お住いの市町村HPをご確認ください。
なぜ病院によって費用が違うのか?

動物病院での診療は自由診療が原則です。
人間のように公的な医療保険制度がないので、各動物病院で自由に料金を設定できるのだとか。
また独占禁止法により、獣医師同士が料金を画一化したり、料金を設定することが法律によって禁止されているそうです。
獣医師の権限で検査や治療を行い、その金額も自由に設定できるため、同じ治療をしたとしても病院によって費用が大幅に変わるそうです。
ずいぶん古いコラムですが、とあるツイートが大きな反響を呼び話題になりました。
ペットの病気、病院違うと支払い10倍!?獣医が価格決められる
血液検査やレントゲンなど多くの検査をしたものの「原因はわからず」じまいだった病院と、診察だけで薬を出し結果ウサギの体調が回復した病院とで、費用の差が10倍だったというから驚きです。
でも、値段が安ければいいのかというと決してそんなことはありませんよね。
病院を選ぶ時の判断基準として「費用」という項目が存在するだけで、獣医師さんやスタッフの方の対応だったり、動物への接し方だったり、何を重視するかは飼い主さんによって変わってくるのかなと思います。

愛猫の命を預けるんだから、信頼できる獣医師さんにお願いしたいな
2つの病院|手術費用の比較

さて、かかりつけ医と問い合わせた先の病院では、半分以上の値段の差があったわけですが
それだけではなく、入院の有無・退院後のケアについても大きな違いがありました。
かかりつけ医|手術費用と術後について
電話での対応は受付の方で、費用や術後の注意点などの説明を受けました。(予約の電話だったので)
1泊去勢手術 29800円
1泊避妊手術 39800円
エリザベスカラー 1500円×2
この他に診察台と薬代、検査代などが加算されるとのことで、最終的な金額は現時点では不明とのことでした。

ふ・・・不明とは・・・???
「ざっくりとした金額でいいので、大体どれぐらいですか?」と聞いても「手術後の様子をみて薬や検査が必要になるかもしれないので・・・」と、うやむやな返事

え?もしかして必要のない薬や検査を追加するつもり?
結局、お支払いの日まで金額はわからないという事でした。まぁ、7万3千円以上っていう事ですよね。
それから、オス猫でも1泊の入院は必須
退院後はエリザベスカラーを装着し、1週間は2匹を隔離して生活するように、とのこと。
「2匹を隔離させることは不可能です」と伝えましたが、「万が一のことを考えて隔離してくださいとしか申し上げられません」という対応でした。
10月19日に2匹の手術を一旦は予約したものの、ざっと計算しても2匹の手術に10万円近くかかるのは相場よりかなり高額だなと感じましたし

2匹を隔離するなんてムリなんですけど・・・
「隔離できないならうちでは手術できません」と断られた方がまだマシだったかもしれません。
生後4ヵ月の時にむぅちゃんが血尿をだして診察を受けた時に、獣医師の高圧的な態度に腹がたったこともあり、電話を切ったあとまたかけ直し、予約をすぐにキャンセルしました。
口コミが良かった病院|手術費用と退院後について
自宅から車で約30分の距離にある、口コミの良い動物病院に問い合わせしてみました。
日帰り去勢手術 12000円
日帰り避妊手術 20000円
※エリザベスカラー・術後服必要なし
どちらも入院の必要はないということで、退院後も2匹の隔離は必要ないということでした。
おまけに、「診察をして健康そうなら術前検査も必要ありません」ということで、よっぽどのことがない限り、この金額に加算されることはないとの事でした。(診察料と消費税だけ上乗せ)
口コミでは「動物に寄り添った診療をされている」と高評価でしたが、まさかここまでとは・・・
「猫ちゃんにとってストレスになるので、基本的には入院もエリザベスカラーも必要ないですよ」と言われ、こちらの病院に決めたのは言うまでもありませんね。

いい病院が見つかってよかった!
まとめ

2匹の不妊手術がきっかけで、他の病院の獣医師さんと関わるキッカケができたのは、結果として良かったなと思います。
それでも緊急の時にはやっぱり自宅から近い方が便利で、その後むぅちゃんの血尿の際にお世話になることがありました。
この時の話はまたの機会に。

次回は避妊手術の日の記録です。
いやぁ、ドタバタでした(;^_^A