こんにちは、mimuです。

検査中に呼吸困難に陥り、病院の酸素室へ入れてもらったみぃちゃん。(口を開けたままはぁはぁと息をしています)
20分後には落ち着いたのでその日の夜か翌日には帰されるだろうと思っていたら、結局3泊4日の入院、火曜日夜に退院が決まりました。
今回は面会の様子を記録していきます!
入院当日|土曜日の夜
「夜の診察時間内だったらいつでも来てもらっていいですよ〜」
との事だったので、17時の診察開始時間に行きました。
受付で診察券を渡して面会に来たことを伝えます。
夜の診察も次から次へと患者さんが来られて大混雑、夫は外で待つことにしました。
面会だからすぐに案内されるだろうと思った飼い主、考えが甘かったですね。
30分後に呼ばれてようやくみぃちゃんに再会しました。

顔を近づけると怯えてシャーシャーと怒りまくり…

猫の視力は人間の10分の1、飼い主のことは顔ではなく匂いで判別しているそう
小窓を開けて声をかけ、匂いを嗅がせてようやく落ち着くと
今度は帰りたい!出してほしい!と鳴き始めました。

腕にはチューブが繋がれていて、背中にはリブレが装着されていました。
時折体を起こしては腕をブンブン振り回し、またグッタリと横たわります。
獣医さんは診察で忙しくなかなか話す機会がなかったのですが
酸素室は処置室の片隅にあるので
「お薬のためのチューブを固定させてもらったよー」とか
「あのあとすぐにおしっこが出たから安心して~」など
合間合間で声をかけてくださいました。

もっと撫でてあげたいけど、窓を開けると酸素が逃げてしまうし、連れて帰れるわけではないから鳴き声を聞くのも辛かった…
10分ぐらい居て看護師さんに「次の面会は月曜日ですか?」と聞くと、日曜日も面会OKなんですって!
先生に「午前中来る?」と聞かれて「はい!」と返事すると、「この子が好きなごはんを持ってきてあげて」と言われました。
あと、家にあるインスリンも。病院にあると思って持ってこなきゃなんて考えが全く無かった・・・。
面会を終えて看護師さんたちに挨拶しながら出て行こう とすると「お父さんは来てないの?」と先生に聞かれ「邪魔になるからって外で待ってます」というと
「そんなん気にしなくていいよ!せっかく来たんやったらお父さんも会ってあげて!」と怒られて(笑)夫も少しだけ面会させてもらいました。
帰り道、駅まで30分の道のりを夫と2人で歩きながら長い1日を振り返り、まだまだしんどそうではあるけれど危険を脱したことに心から安堵しました。
入院翌日|日曜日の午前
日曜は本来休診日ですが、面会は10時から12時までの間に行けばよいとのことで10時に病院に到着しました。
受付の方も看護師さんもいないのに患者さんが数組待たれています。どうやら休診日も先生お1人で診察をされているようです。驚きました。
診察をしながら電話にも応対。木曜日の夕方に電話した時、時折誰かと会話されていたのは患者さんだったんだとこの時知りました。(看護師さんじゃなかった)
そのうちダックスを抱えたご主人とご家族が慌てた様子で駆け込んできました。
さっきの電話の方だな、と思ったのですが、こちらのご家族も看護師さんたちがおらず先生お一人だったことにかなり驚かれています。
すぐに診てもらえるかと思ったらまさかの診察中。仕方なく座って待ちますが、緊急なのは誰の目にも明らかでした。
診察を終えた先生がこのダックスちゃんに気付いて
「みなさん申し訳ないけど緊急なのでこの子を先に診させてください」
と言って、ダックスちゃんご家族を先に案内されました。
涙をぬぐう奥様の姿が窓越しに見えてドキッとしたのですが、処置が終わると安堵した表情のご家族と一緒に帰っていったので、こちらまでホッとしました。
休診日でもこうして緊急で診てもらえるのって本当にありがたいことです。ここまでしてくれる動物病院、あんまり無いんじゃないのかなぁ?
そんなこんなで、ようやくみぃちゃんに対面できたのが10時30分。
下に敷かれたタオルをグシャグシャにして寝ていて、近づくとまたシャーシャーと怒り、ママだと気づいたら出して出してと鳴き叫びました。

しばらくは前日の夜と同じように小窓から手を入れて撫でていたのですが
「出してあげてもいいよ~。あとで食器渡すからごはんを食べさせてあげて。食べたら血糖値測ってインスリン打って、こっちで体重も測ろうか。おしっこがどれぐらい出たか知りたいからね~」
という事で、おそるおそる酸素室から出してあげました。
おしっこがたっぷり出たのか、なんだかひと回り小さくなったような気がします。
お皿に黒缶を半分出したら、スプーンでほぐす前に食べ始めました。よっぽどお腹を空かせていたんだなと。病院のごはんを食べないから家から持ってくるよう言われたのかもしれませんね。

先生に「どう?食べた?」と聞かれて「出した瞬間から食べてました(笑)」というと、「えー!すごいやん!この子凄いなぁ!」とすごく驚いて、それからすごく喜んでくださいました。
糖尿病になってすぐ、ごはんの相談をしたことがあります。
ロイヤルカナンの糖コントロールやヒルズのm/dに変えた方がいいのか、グレインフリーのフードにした方がいいのかと悩んでいたのですが
少し困ったような顔をして「何を与えるかではなく食べてくれるものを与えることが結局のところ一番いい」という話をされました。
「ドライよりウェットがいいよ」という指導をされただけで、療養食についてはどこか否定的に感じました。(なので、糖尿病食は与えていません。)
猫にとって大事なのは食欲。こうして食欲があるのは元気な証だということです。

普段の生活でも食欲の有り無しに注意するよう言われています!
食べたあとはインスリンを注射をしました。血糖値は411だったので、1単位より少し多めの1.3ぐらい。
先生が落ち着いたところでみぃちゃんを抱き上げて診察室へと移動。体重は5.89㎏。300gも減っていました。
そのまま利尿剤を注射され、ついでに腕のテープがはがれないよう補強したいとのこと。ブンブン振り回すだけじゃなく噛んで外そうとするから困ったという話でした。
「これは命綱だから外したらダメだよ~」と優しく声をかけながら、素早く医療用テープを巻いてもらって終了。
「酸素BOXを昨夜調べてたんですけど、準備した方がいいですか?」と聞くと「まだ早いまだ早い!」と言われました。呼吸が苦しい状態がこの先ずっと続くわけでは無さそうです。ちょっと安心しました。
1時間近くたっぷりと過ごすことができましたが、酸素室へ戻すときが大変でした・・・。帰れると思ったのにまた戻されるなんて嫌だよね(T_T)
夫が「今日の夜に退院できるとかはないですか?」と質問しました。
今は利尿剤でおしっこを出している状態で、薬を減らして自分でおしっこが作れているのかを確認してからだから、まだもう少しかかるかなぁ・・・と言われてしまいました。
11時半に面会終了。夜は18:30に来て、と時間を指定されました。
入院翌日|日曜日の午後
18:30に着くと先客がおられました。
もう一つある酸素室にスコティッシュちゃんが入っていたんですが、どうやらこの子のお母さんが面会に来られたみたいです。
この子はおしっこが出なくなって入院したけど利尿剤を打ってもなかなか出ないそう。原因は不明だということで、猫の治療は難しいという説明の中でこの子の話をされていました。
この環境にすっかり慣れたのか、それとも大人しい性格なのか、先生が見えると窓をカリカリして呼ぶんです。みぃちゃんにご飯をあげると上からジーッとクリクリの大きな目で眺めてきたり(笑)
面会のタイミングが丸被りだったようで、1時間近く待ってようやく19時20分にみぃちゃんと再会しました。

19:30、血糖値は234。ご飯をあげるとがつがつと食べ始めました。インスリンは朝と同じ1.3ぐらいを打ちました。
利尿剤の注射は私が保定している間に先生が打ってくれました。
利尿剤には2種類あって、今回は腎臓に負担がかからない弱めのお薬、昨日のは強い薬を混ぜて?打ったそうです。

今日はすんなりと酸素室に戻す事ができて、20時に病院を後にしました。
入院2日後|月曜日の夜
午前中は仕事で来れなかったので、午後は19時ごろと言われてその時間に行きました。

この日はすぐに名前を呼ばれて面会できたのですが、先生から「もう連れて帰るかー?」と声がかかりました。
昨日「退院はもう少し先になる」と言われていたので、それぐらい元気だよという意味なのかな?と「いいんですか~?」なんて軽く流しましたが
そのあと、よくよく話を聞いてみると、夜中に相当暴れたらしいです・・・。
ガシャンガシャンとものすごい音がして、低血糖かなと思って慌てて見に行ったけどそうではなく、出たくて暴れまわっていたそう。
その様子を見ていたらものすごく可哀そうになって、もうお家に帰してあげたいと思ったのだとか。
しんどいときは静かに寝ている子がほとんどだけど、回復して少し元気が出るとこの狭い空間に閉じ込められているのがストレスで、暴れる子は相当暴れるらしい。

ここに閉じ込めていても血糖値が上がるだけだしこの子にとって良いことがない。幸い呼吸は落ち着いているから、自宅で利尿剤を飲ませながら経過を見て行こう、という話でした。
朝のインスリンは先生が頑張って打ってくださったそうで。。。(話しぶりから相当苦戦したようです)
もともと先生は「猫のストレスを考えたときに自宅で過ごしながら治療をする方が望ましい」という考えだし、落ち着いたらすぐに帰れるだろうとこちら側も考えていたので
「今から夫に迎えに来てもらいます」というと、「血液検査をしたいから明日の夜に迎えに来て」と言われ、翌日の退院がこの時に決まりました。

この日の血糖値は午後からずっとHIだそうで、この時もHIという表示が出てしまいました。
平日で看護師さんも出勤されるし、人の出入りが多いから余計にストレスが大きかったのかな。
ご飯をあげてインスリンを注射して、家で使ってたチェックのブランケットを酸素室に置いて帰りました。
【退院】火曜日の夜
6/24、仕事終わりの夫と合流して病院へ向かう事になりました。家を出るときに病院へ電話して、到着が19時から19時半になることを連絡します。
19時半に酸素室へ向かうと、タオルの下に潜って頭隠して尻隠さずのみぃちゃんの姿がありました。
また採血をされて暴れたんだろうなぁ・・・と思い、声をかけながら窓を開けましたが、ウーウーと唸っていつも以上に機嫌が悪かったです。
背中のリブレも外してしまったそうで・・・血糖値が測れないからごはんとインスリンは自宅へ帰ってからすることに。

この日も忙しく先生の手がなかなか空かないので、処置室の台に乗せて先に看護師さんにリブレを装着するところの毛をバリカンで剃ってもらいました。
先生の手が空いた隙にリブレを取り付けます。
「術後服を着せた方がいいかもね」と、これまでのリブレ攻防戦を先生は忘れてしまっているようでした。
術後服を脱いでしまう事、包帯を巻いても外してしまう事、上から貼ったテープもすぐに外してしまう事、太ももから血が出るほど激しい毛づくろいをすること、などを説明すると
「あ!思い出した!そういえば前回医療用の接着剤を使ったんやったな~!」と。しばらく診察に来てなかったから仕方ないか。
接着剤でしっかり貼り付けたあとは、上からテープを貼らずそのままの状態で過ごすことに。
診察室へ移動して体重を測ると5.58㎏。入院時が6.1㎏だったからずいぶんと減りましたね。
血液検査の結果は腎臓に異常なし。ただ、これから自宅で利尿剤を飲ませるので、少し腎臓に負担がかかるというお話でした。
心臓もそこまでひどくないから強心剤は出さないでおくとのこと。
糖尿と利尿剤でたくさんおしっこが出ないといけないから、しっかりお水が飲めているか、おしっこの量に注意するよう言われ、脱水に気をつけるように言われました。
説明が終わると処置室に戻り、腕に着いたチューブを外します。エリザベスカラーを付けてから看護師さん2人がかりで外そうとしますが、なかなか取れず苦戦・・・。
最後の最後に怒りまくったみぃちゃんでした(;^_^A
時刻は21時。患者さんは誰もおらず、ようやく診察が終了した模様。
退院後しばらくは朝晩のインスリン注射の前に先生に電話をすることになったのですが、先生はちゃんと休めているのか心配になるレベル。
いつもは6時にインスリンを打つけど、しばらくは7時にしよう。
やっと自宅に戻れてホッとしたのもつかの間・・・ここからまた試練が始まりました・・・(-_-;)
退院後の様子はまた次回に。