こんにちは、mimuです。
実は我が家、ふるさと納税制度を去年初めて利用しました。この制度が始まったのが2008年なので、15年間もスルーしていたことになりますね。
だって、なんだかややこしくて…
もし同じような理由で「まだ利用してない」という方がいたら、来年こそはぜひチャレンジしてみてください。
それだけお得だし、ワンストップ特例制度を利用すれば確定申告も不要なんです。
簡単にふるさと納税制度についての説明と、利用の仕方を解説していきます。
最後の方で届いた返礼品のレビューもしているのでぜひ参考にしてくださいね。
ふるさと納税とは?
2008年(平成20年)5月に始まったふるさと納税制度とは、簡単にいうと自治体への「寄付」のことです。
通常自治体に寄付をした場合は、確定申告を行うことで寄付金額の一部が所得税と住民税から控除されますが、このふるさと納税制度では、原則として自己負担額の2,000円を除いた全額が控除の対象になります。(但し、寄付金額には一定の上限が設けられています)
寄付をする自治体は全国どこの自治体でも構いません。その理由はこの制度が創設された理由にあります。
多くの人が地方で生まれ、その土地(自治体)で医療や教育などのいろいろなサービスを受けて育ちますが、進学や就職を機に生活の場所を都市部に移すと、納税先は住んでいる都市部になります。
こうして、人が集まる都市部では多くの税収を得るのに対し、納税する人が都市部に流れる地方では財政難が問題視されてきました。
基本的には地方を応援するために始まったふるさと納税制度ですが、だんだんと各自治体による返礼品競争が行われるようになりました。
「どこの自治体がお得か?」といった記事ばかりが目立ち、本来の目的とは違った方向へと進んでいきました。その為総務省は2019年に返礼品の規制を強化します。
ふるさと納税の利用者数
2008年以降、この15年間で利用者数はほぼ右肩上がりだそう。
このグラフを見ると、多くの人がこの制度を利用しているんだなと感じますが、実は納税義務者数のまだたったの約15%なのだそう。
「まだまだ数字的には利用者が少ない」という話ですが、利用しない人にその理由を尋ねたところ
- 仕組みやメリットについてよく知らない
- 仕組みやメリットについて知っていて利用したいとは思うが手続きが面倒
という声が多かったそうです。
はい。我が家もそうでした。
ふるさと納税の利用方法
ここからは実際にどうやってふるさと納税をすればいいのか、順に解説していきます。
寄付できる上限額を調べる
寄付できる上限額は収入や家族構成によって変わってくるので、まずは「いくらまで寄付できるのか?」金額を調べるところからスタートします。
前年度の源泉徴収票でひとまず目安となる金額は算出できますが、今年度分の正確な上限額は12月に渡される源泉徴収票を確認するまでわかりません。
ということで、目安となる金額より2~3万円少ない金額で11月までに寄付しておき、12月に正確な上限額がわかった時点で追加で寄付する、というのが賢いやり方だそうです。
目安となる金額はこちらで簡単に調べることができます。
もし上限額を超えて寄付をした場合、超えた分は自己負担になります。
寄付をする自治体と返礼品を選ぶ
目安となる金額がわかれば、実際にふるさと納税ができるサイトを見て、どの自治体がどんな返礼品を出しているのか確認してみましょう。
サイトごとに特徴があって、還元率や掲載する自治体の数も違います。ペイペイが使えたり使えなかったり、決済方法も各サイトで違ってきます。もちろん郵便振替や銀行振込・コンビニ支払いなども可能です。
比較サイトがあるのでこちらを参考にしてくださいね
みむんちはペイペイが使える「さとふる」にしました!
お姉ちゃんちは楽天って言ってたニャ
購入(寄付)をしたら自治体から「寄付金受領証明書」が郵送されてきます。自治体が寄付を受け取ったという証明なので、大切に保管しておきましょう。
発送時期になると自治体から返礼品が送られてきますよ。
確定申告の有無(ワンストップ特例制度が便利)
ふるさと納税をすると、税務署への寄付金控除の申請が必要になります。
確定申告って「書類作成が面倒」とか「複雑で難しそう」といったイメージですよね。おそらく「ふるさと納税をしない人」はここがよくわからなくて躊躇されているのでは?と思います。
我が家がそうだったからね(笑)
ですが「ワンストップ特例制度」を利用すれば確定申告は不要です!
今まで確定申告の必要がなかった「給与所得者」に対し、あらかじめ申請することで確定申告が不要になるという新しい制度が平成27年に始まりました。
この申請というのはふるさと納税を行うサイトでマイナンバーカードを紐づけることで完了します。
ただしこの制度を利用するための条件があるので、自分が当てはまるかの確認をしておいてください。
5つ以上の自治体に寄付をしたら確定申告が必要になります!
反対に、確定申告が必要な人の条件もチェックしておきましょう。
医療費控除を受ける方は要注意!
ワンストップ特例制度を利用して寄付をしたけど、思ったより医療費がかかったから医療費控除を受けたいという時には注意が必要です。
医療費控除が受けられるかも?という場合には、12月までの寄付はできるだけ少なくしておきましょう。
医療費控除は確定申告が必要になるので、ワンストップ特例制度は自動的に無効になります。確定申告の時には忘れずに寄付金控除も行ってください。
控除の確認方法
また、本当に控除が受けられているの?と不安になる方が多いかもしれません。
実際の控除状況は、翌年度に届く住民税決定通知書で確認できるそうです。
「住民税決定通知書」は、前年度の所得額や控除額などの内訳が記載された書類です。寄附金控除額もあわせて記載されているので、忘れずにチェックしましょう!
【体験談】初めてのふるさと納税は思ったより簡単でめちゃくちゃお得でした!
この15年間、この制度がお得だということは知っていたつもりですが、とにかくややこしくて「理解しよう」と努力せずここまできました。その私たちがやっと一歩を踏み出せたわけは、娘夫婦の存在です。
一昨年、「ママたちも絶対やった方がいいよ!」と勧めてくれたのですが、この時もまだ手を出せずにいました。
ただ、「返礼品が届いたよ~!」と時々写真付きで報告してくるので、「これはもうやるしかないね」となり、初めてこの制度を利用することにしたのです。
納税しているからタダじゃないんだけど、見てたら羨ましくなっちゃった!(笑)
ワンストップ特例制度のことをこの時まで知らず、確定申告が必要ないんだったらもっと早くにやっておけば良かった・・・と後悔したぐらいです。
【2022年度】初めての返礼品レビュー!
寄付をして頂いた物にケチをつけるなんて、人としてどうなの?とも思いますが、実際にどんな品質の物が届くのか気になりませんか?
さとふるには1,265の自治体の返礼品が掲載されていて、生鮮食品から日用品、家電や旅行券までたくさんありすぎて選ぶのに困ってしまいました。
その中から選んだものが実際に届きましたので、(値段は多少変わってますが)届いた順に並べています。
応援したい自治体ということで大好きな「博多と北海道」から返礼品を選んでみましたよ。
返礼品①博多の味本舗 辛子明太子500g
明太子は小分けではなく500g分がまとまって冷凍されていたので、半解凍して小分けにしてから再冷凍するのがおすすめです。
消費期限は60日でしたが、これだけの量を消費するのは大変でした。
食べたい時に食べたい分だけ買う方がいいかな~と感じたのでリピートは無しです。
返礼品②博多本場もつ鍋 醤油味
もつと醤油スープがセットになっている冷凍製品で、小分けされていたので使い勝手は良かったです。プリプリのもつがとても美味しくて大満足でした。
付属のスープだけだと味が足りないので結局市販のもつ鍋の素を購入することになりましたが、これだけ美味しいもつはなかなか食べられないのでリピート確定です。
返礼品③新いくら醤油漬け(鱒卵)
こちらは娘用に選びましたが、食べやすい小分けサイズで6パックもあり、かなり楽しめました。
100gはご飯茶碗にたっぷり山盛りになる量だったので、贅沢なイクラ丼に娘は大喜びでしたよ。
鱒卵という事で粒はかなり小さめですが、味は美味しかったのでリピートしようと思ったのですが・・・残念ながらこちらの商品は品切れ中です。
返礼品④あまおう苺 4パック
こちらも娘用にと選んだのですが、完熟の苺が4パックも届いたのであれよあれよと傷んでしまいこれは大失敗でした。
冷蔵ではなく常温保存にしたのがいけなかったかもしれませんね。でもフルーツは食べる直前に冷やすのが一番おいしい食べ方だと思っています。
娘夫婦は梨や桃を頼んで「あまりの量に食べきれなかった…」と言ってたので、フルーツはかなり要注意です。
返礼品⑤富良野メロン赤肉 2玉
苺の失敗もあって届くのが怖かったメロン・・・でもこれが驚きのおいしさで超感動でした!!
摩周湖で食べた甘くてジューシーなメロンと同じ味だった~
2玉も食べきれるかな・・・と心配でしたが、届いてから熟すまで1週間~10日ほどかかるので、1つは少し早めに、2つ目はよく熟した頃にと、食べる時期をずらせたのが良かったです。
わざと厚めに皮を残して、綺麗に皮だけをはぎ取って浅漬けにしました!
程よい塩味が生ハムをのせた時のような味わいで、めちゃくちゃ美味しかったのでぜひ作ってみてください。皮と種以外、余す事なくおいしくいただきました♪
先行受付なので届くのは来年の夏になります。
以上5つの返礼品でした!
まとめ
負担額2千円、それでメロン2個とかいくら6パックとか頂けるのだから、ほんとすごいことですよね・・・。
人気の自治体は税収が増えて、人気のない自治体は財政難のまま、なんていうことになってしまってるのだから、今後また制度の見直しが行われるかもしれませんね。
今回は「はじめてのふるさと納税」ということで、仕組みだったり手順だったりを解説しました。まだ利用していないという方がいたら、一度はぜひ試してみてください。