猫のお世話

【子猫を保護する】保護する時の注意点・必要な物とお世話の仕方を解説します

こんにちは、mimuです。
我が家の2匹は保護猫ですが、引き取った形なので実際どのような状況でこの子たちが外にいたのか詳細は分かりません。

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外で子猫が鳴いていたらすぐに保護するべきなのかというとそうでは無さそうです。
今回は子猫を保護するときの注意点・必要な物・お世話の仕方など、過去を振り返りながら解説していきます。

子猫を保護する前の注意点

要チェック

  • 状況の確認をしましょう
  • 保護した後のことを考えましょう

状況の確認をする

  • 親猫はいるか?

親猫がもし見当たらなくても、人間が近くに来て警戒をしているだけかもしれないし、たまたまその時に離れているだけかもしれません。親猫は子猫の傍を片時も離れないかというとそうではありません。まずはしばらく様子を見ることが大切です。

少し成長した子猫なら、飼い猫が脱走した可能性もあります。探している人がいないか周囲を観察しましょう。

  • 段ボールに捨てられている

捨てられた子猫は命にかかわるので、可能であれば一時的に保護します。里親を探したり病院へ連れていくのが困難な状況なら、むやみに関わらないでおきましょう。

保護した後、責任をもってお世話ができますか?


「子猫を見捨てなさい」と言っているようで冷たく聞こえるかもしれませんが、今はSNSを使って広く呼びかけることが可能です。保護したあと責任をもってお世話ができないのなら、保護する前に周りに相談したり人に頼ることも大切です。

子猫の場合、3時間おきのお世話が必要になります。もしあなたが一人暮らしで、昼間お世話をする人がいなければ、保護しても死なせてしまう可能性があるからです。

ある程度大きく、自分で餌を食べられるぐらいの大きさだったら自治体で保護してくれることもあります。ただし、引き取り手が見つからなければ安楽死させられるので、できれば誰かに相談して解決策を見つけ出しましょう。

対処法|子猫を保護したら

要チェック

  • まずは早急に暖かい環境を整えましょう
  • 病院へ連れて行きましょう

大きめの段ボールに毛布などを敷いて子猫を保護します。
子猫が衰弱している場合など、緊急時にはすぐに病院へ連れていきます。

まずは保温が重要

小さければ小さいほど重要になってくるのが保温です。子猫はまだ体温調節ができないので、すぐに暖かい環境を整えてあげましょう。雨に濡れていたり震えている場合は一刻を争います。

温めたお湯をペットボトルに入れると簡易的な湯たんぽになるよ

お湯を入れたペットボトルを毛布の下に忍ばせてあげます。この時、直接子猫が触れないように気をつけましょう。母猫に寄り添うように、自分から体をくっつけて温まろうとします。コンビニや自販機で暖かい飲み物を購入して湯たんぽ代わりにするのも良いでしょう。

カイロは手軽ですが、低温やけどをするおそれがあるのでおすすめではないとのこと。簡易的湯たんぽは3時間おきぐらいで入れ替える必要があるので、状況によって判断してください。

おしっこやウンチですぐに毛布を汚してしまうので、電気毛布などの使用もやめておきましょう。

できるだけ早く病院へ連れて行く

保護した時間に動物病院が開いていたらすぐに連れて行きます。夜間や休日の場合は病院の診療時間を調べて、できるだけ早いうちに連れて行くようにしましょう。

診察内容

  • 子猫の健康状態
  • 月齢のチェック
  • 性別のチェック
  • 排泄の処置
  • ノミ・ダニの薬

病院へ連れて行くと子猫の健康状態を診てもらえます。
保護した時に目やにが出ていたり、ケガをしていたら処置をしてもらえます。

性別やだいたいの月齢がわかります。

自分で排泄ができないので、溜まっているおしっこやウンチの処理をしてもらえます。

ノミやダニの薬を塗布してくれます。

お世話の仕方を教えてもらえたり、ミルクや哺乳瓶などのお世話に必要な物が置いてあったりもします。

初めての病院でかかった費用

2匹の病院代は6,090円でした!

診察料:900円
フロントライン処置:2,000円

※寄生虫の有無の検査はワクチン接種の時にすることになりました。

動物病院は自費になるので、ケガの処置など内容によっては高額になることもあります。また、病院によって価格の設定もまちまちです。

自宅から一番近い病院へ連れていく事になると思いますが、もし周辺にいくつか病院があるなら、口コミや価格など調べてみてもいいかもしれませんね。(ただし緊急性が無い場合に限ります)

子猫を保護したら早急に準備するもの

必要な物リスト

  • 哺乳瓶
  • 猫用ミルク
  • スポイト(ミルクをうまく飲めない場合に使用)
  • ペットシーツ

保護した時の猫の大きさにもよりますが、生後1カ月未満であればミルクが必要です。
1か月を過ぎていたらふやかしたキャットフードやウェットフードが食べられます。子猫用の物を準備します。コンビニでも手に入るので便利になりましたね。

ペットシーツは毛布の汚れ防止のためすぐに追加で購入しました。少しするとトイレトレーニングが始まるので大容量じゃなくて良いです。

子猫のお世話の仕方

ミルクのお世話

猫用のミルクを準備します。(みむんちで使用していたのはゴールデンキャットミルクです)
猫は乳糖を分解する酵素を持たないので、牛乳だとうまく消化できずに下痢を起こし、最悪の場合死に至ることもあるそうです。

もし夜中などで猫用のミルクが手に入らない場合は、お湯に砂糖を溶かして「砂糖水」を与えます。実は私も母乳が出ない時には砂糖水で代用するよう助産師さんに指導されていました(笑)
あくまでも応急処置なので、翌日すぐにミルクを準備してくださいね。

哺乳瓶は保護した方から譲ってもらったものを使用していましたが、2匹いるのに1つだと時間がかかりすぎるのでもう1つ買い足しました。2匹以上いる場合は2本準備するのをおすすめします。

引き取った時に「白い方がミルクを飲まないから危ないかもしれない」と言われていました。
哺乳瓶が苦手な猫ちゃんもいるので、飲まないようならスポイトを準備しましょう。

ミルクの与え方

粉ミルクは表示どおりに計測して作り、必ず人肌程度に冷ましてから与えます。
哺乳瓶を使いますが、うまく飲めない場合はスポイトを使って少しずつ与えます。
※哺乳瓶もスポイトもない!っていうときはストローでも代用できます。指先に付けて口に付けてあげてもいいでしょう。

それでもミルクを口にしない場合は、命の危険があるので病院へ連れて行きましょう。

慣れるまでは根気のいる作業ですが、これを3時間おきに繰り返します。

一生懸命にミルクを飲むキジトラちゃんに対して、まるっきりミルクを飲まないシロキジちゃんでした。

このままじゃ死なせてしまうよ~( ;∀;)

2日後の病院でたっぷりおしっこを出してもらったら、その日から哺乳瓶で飲んでくれるようになりました。うまく排泄できなくてお腹が苦しかったのかもしれません。

ミルクのあとは消毒

毎回煮沸消毒していました。
子供2人を母乳で育てたmimuにとって、この作業は地味にツラかったです。

寝床について

引き取ってしばらくは段ボール箱が2匹の寝床でした。
下に毛布をたたんで敷いて、湯たんぽを間にはさんでいます。その上にペットシーツを敷いてからさらに毛布を掛けていました。

ペットシーツも毛布も汚れたらすぐに取り替えます。毎朝というか朝晩というか・・・しょちゅう汚れるので多めに準備しておきましょう。薄暗くて静かな環境がいいみたいなので、段ボールの上から薄手のバスタオルを被せていました。

留守中もこの箱の中で過ごしていた2匹ですが、よじ登って脱出しないよう深さのあるものを使用していました。すぐに大きくなるだろうとケージや猫ベッドを購入しましたが、ミルクを飲んだ後すぐに寝ないで、2匹でコロコロと遊ぶようになったぐらいがお引越し時期かなと思います。

おしっことウンチのお世話

子猫は自分で排泄することができません。
ミルクの前後に、ティッシュペーパーでちょんちょんと刺激して出してあげます。
病院での処置を見ていたら結構強めに刺激していたので「ちょんちょん」ぐらいではうまく出せなかったのかもしれません。力を加減してコツを掴んでくださいね。


ウンチは特に難しく、出た試しがありません。
そのためよく2匹がウンチまみれになって、毎日のようにお風呂にいれることになりました。

お風呂のお世話

保護した直後のお風呂はNGだそうです。
身体が弱っていた場合、濡らすことによってさらに体温の低下・体力の低下につながるからです。
病院へ連れて行き獣医さんに問題ないと言われてから入れてあげましょう。

子猫のお風呂にはシャンプーなど必要ありませんが、もし使うなら必ず猫用のものを購入しましょう。


まとめ

子猫を保護したら3時間おきのミルクと湯たんぽの交換があるので1人でのお世話は困難だと思います。
ですが、そんな時期もほんのわずか。生後1か月を過ぎると離乳食が始まるので、ドライフードをふやかして与えることができます。同じ頃、トイレも自分でできるようになります。

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